前年との差を月別に確かめる
気象庁の月別観測値を集計すると、2024年から2025年にかけて東京は773.5mm減、40.2%減だった。大阪は439.0mm減、27.6%減となった。東京では6〜8月の減少が694.5mmで、年間の減少の89.8%に相当する。大阪の同じ期間の減少は182.0mm、年間減少の41.5%だった。両地点とも減ったが、夏の変化だけで説明できる割合は異なる。

2024年はうるう年なので、年間合計をそれぞれの日数で割った値でも比べた。東京は40.0%減、大阪は27.4%減で、年の日数をそろえても減少の大きさはほぼ変わらなかった。
降水量の集中度にも違いがある
大阪では雨量の多い上位3か月が年間の54.4%を占めた。前年の42.0%より12.4ポイント高い。東京の割合は48.7%から48.9%でほぼ同じだった。ただし、その3か月は前年の6〜8月から4月・5月・9月に変わっている。集中度の数値が同じでも、時期まで同じとは限らない。
これは東京・大阪それぞれの観測地点の比較で、市域全体の平均ではない。2年だけの比較から、雨が長期的に減っている、今後も同じ季節に集中するとは言えない。月の合計から豪雨の回数や道路冠水の発生も判断できない。
店舗や施設では、営業日と同じ単位で照合する
店舗の来客数を調べるなら、近隣観測地点の日別降水量に、営業日、営業時間、販促、曜日、休業記録を合わせる。年間売上と年間雨量だけの比較より、雨天日の来客数を営業条件ごとに確認する方が具体的だ。この分析には店舗の情報がないため、雨による売上減少額は計算していない。
出典:気象庁「過去の気象データ検索」の東京2024年、東京2025年、大阪2024年、大阪2025年を加工して作成。2026年9月7日確認。気象庁が作成・承認した記事ではない。
