年版の名前だけで対象年を決めない
警察庁の2024年版の本票ファイルには290,895行がある。そのうち発生年が2024年なのは282,376行で、残り8,519行は過去の年だった。ここでは発生年2024年の記録に対象を限定した。2024年版の全行を、2024年に発生した事故として数えてはいない。
この限定した件数は、公式の年間統計を置き換える数字ではない。収録年と発生年の違いに加え、公開後の訂正などにより別の統計表と一致しない可能性がある。
時間帯の多さと危険性は別
17時台は25,593件で、対象の9.1%を占めた。過去の発生年を含むファイル全体でも、最多は17時台だった。発生年の扱いを変えても、この時間帯の結果は変わらなかった。

ただし、17時台が運転1回あたり最も危険だと分かったわけではない。このファイルには事故のない運転、時間帯別の走行距離、交通量は含まれない。交通が多い時間には、事故率が同じでも事故件数が増えうる。
月〜金は暦日あたり822.4件、土日は643.3件だった。これも運転1回あたりの比較ではない。祝日は月〜金または土日の暦上の区分に含まれ、営業日と休日の比較ではない。
配送会社なら走行記録が必要になる
自社の事故やヒヤリハットを確認するなら、時間帯別の件数に走行距離、運行回数、走行時間、車種、道路区分を合わせる。事故記録だけがある段階では件数を示し、分母がそろってから走行距離あたりの率を計算する。件数の多い時間帯の確認と、危険性の高い条件の特定を混同しない。
出典:警察庁交通事故統計情報のオープンデータ・2024年の本票、定義書、コード表を加工して作成。2026年9月7日確認。警察庁が作成・承認した記事ではない。
