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貿易赤字の縮小は輸出と輸入のどちらによるものか

2024年の貿易赤字は5.628兆円で、2023年から3.894兆円縮小した。輸出額は6.214兆円増えたが輸入額も2.321兆円増えた。輸入減少による赤字縮小ではない。

貿易赤字の縮小は輸出と輸入のどちらによるものかの集計結果
貿易赤字の縮小は輸出と輸入のどちらによるものかの集計結果

同じ赤字縮小でも内訳は違う

輸出額(兆円)輸入額(兆円)収支(兆円)
201976.93278.600-1.668
202068.39968.0110.388
202183.09184.875-1.784
202298.174118.503-20.330
2023100.873110.395-9.522
2024107.088112.716-5.628

2022年との比較では収支が14.701兆円改善した。輸出増加は8.914兆円、輸入減少は5.787兆円で、両方が改善に寄与した。比較の始点によって説明が変わる。

2023年からの輸出増加は収支改善額の159.6%に相当する。100%を超えるのは輸入増加が改善の一部を打ち消したためだ。寄与率を輸出入額の構成比と混同しない。

円の金額から分からないこと

名目円建ての総額。数量、単価、為替の効果を分離できず企業利益や景気の良否を判定しない。輸出は本船渡し価格、輸入は運賃・保険料込み価格で計上基準が異なる。

会社の取引記録で調べる場合

自社の輸出入を調べる場合は通関日、品目コード、数量、数量単位、通貨、円換算額、運賃・保険料をそろえる。同じ品目と単位で数量と単価を分け、仕入価格や売価の変更を確認する。取引先別の利益には原価や販売費も必要になる。

出典

財務省・税関「年別輸出入総額(確定値)」を加工。2026年9月7日取得。保存した表の最終年は2024年。

資料と集計表