不足している企業の割合と、判断指数は別
全産業の従業員数判断BSIは、大企業25.7、中堅企業34.5、中小企業27.6ポイント。BSIは「不足気味」の割合から「過剰気味」の割合を引いた値です。中堅企業の34.5は、人員が34.5%不足しているという意味ではありません。
実際の回答構成では、中堅企業の「不足気味」は37.4%、「過剰気味」は2.9%です。差し引くと34.5ポイントになり、大企業との差は8.8ポイントとなります。
不明の回答を除いても順序は変わらない
今回の原表には「不明」も含まれます。不明を分母から除いた参考計算では、大企業27.0、中堅企業35.9、中小企業28.7ポイントとなりました。水準は上がりますが、企業規模の順序は変わりません。この計算は公式BSIとは別の値です。
9月末の見通しは大企業22.0、中堅企業30.9、中小企業25.9ポイント。これは回答企業の見通しであり、実際に不足が緩和したことを示す結果ではありません。
自社の人員計画に使うなら
部門別に「不足・適正・過剰・不明」の回答を集め、回答数と構成比を併記します。さらに欠員人数、残業、採用までの日数、受注残と照らせば、主観的な不足感と業務量の違いを調べられます。
全国の企業規模別平均だけでは、自社の必要人数や採用費を決められません。今回の指標は日銀短観の雇用人員判断DIとは定義も符号も異なり、同じ系列としてつなげることはできません。
出典:財務省・内閣府 法人企業景気予測調査 令和8年4~6月期/BSI項目編原表を加工して作成。

