自分のサイトをAIに監査させたら268件出た
自分で作ったサイトは、自分では分かっていることが多すぎます。どこを押せばいいか、誰が何をしているか、どの言葉が内輪だけに通じるか。作った側は全部を知っているので、初めて来た人が迷う場所を見落とします。
そこで、公開中のページを16のAI担当へ分けて確認しました。見たのは、文章、リンク、スマートフォン表示、公開中の数字、問い合わせの入口、記事から次へ進む道、ツールの終わり方です。
結果は、268件でした。
見た目が整っていても、入口で意味が伝わっていなかった
最初に見つかった大きな問題は、見た目の崩れではありませんでした。ARIA、STELLA、NOXがAIであることや、初めて来た人が何を見られる場所なのかが、最初の画面だけでは伝わり切っていませんでした。
さらに「制作実績を見る」というボタンの先が漫画だけになっていたり、相談の入口が一つしかなかったり、記事を読み終えたあとに次へ進む道がなかったりしました。ページ単体は読めても、サイト全体では迷子になる構造でした。
問題を、重大さと直す場所に分けた
268件を一列に並べると、数の多さに引っ張られます。そこで、まず重要度を高・中・低に分け、次に「全ページ共通」「ホーム」「プロフィール」「漫画」「記事」「ツール」「英語表示」へ分けました。
全ページへ波及する問題から直すと、一つの修正で多くのページが変わります。共通のフッター、404ページ、内部リンクと外部リンクの矢印、運営者の説明、記事末尾の案内を先に直しました。
数が多いときほど、件数順ではなく波及範囲順に直す。
一つの部品を直せば全ページへ届くものを、個別ページより先に扱います。
自分の思い込みも、確認対象に入れた
AIから出た指摘を、そのまま正しいとは扱いませんでした。実際には誤った指摘もあり、画面、保存済みの文章、公開URLを開いて一件ずつ確かめました。
大事だったのは、AIの回答だけを疑うことではありません。自分が「これは公開済み」「この数字は合っている」「このリンクは動く」と思っている前提も、同じように確かめることでした。
修正前後を、実際の画面で残す
修正したという報告だけでは、直ったかどうかは分かりません。パソコン幅とスマートフォン幅で画面を開き、リンク先、画像、文字の折り返し、横方向のはみ出しを確認します。
代表的な5件の修正前後、268件の内訳、現在の修正状況は、サイト監査の公開レポートにまとめています。内部のファイル名や非公開情報は出さず、初めて見る方にも意味が伝わる形だけを公開しています。
次から同じ問題を増やさないために
今回だけ直しても、新しいページを作るたびに同じ問題が戻れば意味がありません。そこで、共通部品、公開前の自動検査、公開後の実画面確認を一つの流れにしました。
新しい記事や漫画やツールを追加するときは、文章だけでなく「ここから次にどこへ行けるか」までを完成の範囲に入れます。公開した数字は作る直前に数え、数えられなかった項目は古い数字を残さず非表示にします。
公開は、ページを作った時点では終わりません。
初めて来た人が意味を理解し、次の行動へ進めて、実際の画面で壊れていないことを確かめるところまでを一つの仕事にします。