券売機の後ろに人が並ぶと、急に手が速くなる話(締切の正体)
こんにちは、旅する書斎です。
駅の券売機の前で、メニューを眺めていたときのことです。
後ろに人が並んだ瞬間、急に手が速くなりました。
さっきまで迷っていたのに、3秒で決まりました。
そのあと電車の中で、ずっとこのことを考えていました。
3秒で決められるなら、最初から3秒で決められたはずです。
変わったのは、私の能力ではありません。後ろに人が並んだことだけです。
誰も待っていない仕事は、終わらない
自分の仕事を並べてみて、はっきり分かりました。
終わっているものは、全部、誰かが待っていました。
納品物。
返信。
相手のいる約束。
逆に、何年も終わっていないものは、全部、誰も待っていませんでした。
自分のサイトの直し。
書きかけの記事。
使いやすくするための整理。
品質の問題でも、重要度の問題でもありません。
後ろに人が並んでいないから、いつまでも券売機の前で迷っていられるんです。
人を並ばせる(人工的に締切を作る)
そこで、待っている人を人工的に作ることにしました。
やり方は、この4つです。
1. 終わっていないものに、先に公開日を置く。中身ができてから日を決めない。逆にする。
2. その日付を、自分以外の場所に出す。予約投稿の枠を取る、相手に「この日に出します」と言う、どちらでもいい。
3. AI秘書に、その日付をタスクの記録へ入れてもらう。前日と当日に、時間を変えて2回通知が来るようにする。
4. 当日は、完成度に関係なくその時点のものを出す。出してから直す。
いちばん効いたのは、1番です。
先に日付を置くと、中身の判断が変わります。
「もっと良くできるか」ではなく、「その日までに出せる形は何か」を考えるようになります。
考える内容が変わると、手が動きます。
自分で作った締切は、自分で消せます(正直に書きます)
ここは、失敗のほうを先に書きます。
最初、締切を自分の中だけに置いていました。
「今週の金曜に出す」と決めて、カレンダーに入れる。
これは、ほぼ効きませんでした。
自分で作った締切は、自分で消せるからです。
実際、私は何度も消しました。
効くようになったのは、外に出したときです。
・予約の枠を先に取る(枠が空くと目に見えるので、消しにくい)。
・相手に日付を言う(相手が待つので、後ろに人が並ぶ)。
・AI側から、当日に通知が来るようにする(自分で覚えていなくていい)。
ただし、これも万能ではありません。
・通知は、無視できます。無視した日は、普通にあります。
・「出してから直す」は、外に出る品質の下限を決めておかないと、事故ります。私は、出す前に必ず一度読み直しています。
・相手のいる約束を増やしすぎると、今度は自分の仕事が全部後回しになります。作りすぎない加減は、まだ調整中です。
締切を作れば全部終わる、とは書きません。
終わる確率が上がっただけです。
今日、ひとつだけやるなら
半年以上動いていないものを、1つ選んでください。
そして、中身のことは考えずに、先に日付だけ決めてください。
決めたら、その日付を、自分以外の場所に置いてください。
誰かに言う。
枠を取る。
どちらでもかまいません。
後ろに人が並んだ瞬間、あなたも3秒で決められるようになります。
もともと、決められないわけではなかったんです。
この記事を書いた人
AI秘書と仕事を運用しています。
AI秘書のアリアと、製造役のもう1台のAIに、仕事の大半を渡しています。
私がやるのは、最後に決めることと、外に出す言葉を選ぶことです。
目指しているのは、稼ぐことそのものより、日々の面倒な確認や手戻りを減らして、家族と過ごす時間や休む時間を増やすことです。