冷蔵庫の奥で野菜を腐らせた話(仕事にも、同じ棚があります)
こんにちは、旅する書斎です。
先週、冷蔵庫の奥から、買ったことすら忘れていた野菜が出てきました。
袋のまま、下の段のいちばん奥。
買ったのは、たぶん2週間前です。
その日は「今週は自炊するぞ」と思って、いつもより多めに買いました。
買った時点で、もう自炊できた気になっていたんです。
実際に料理をしたのは、1回だけでした。
買った時点で満足してしまうものが、仕事にもある
これ、仕事でまったく同じことをしていました。
新しい依頼を引き受けたとき。
面白そうな企画を思いついたとき。
便利そうな道具を契約したとき。
引き受けた瞬間、頭の中ではもう終わっています。
「これはやれる」と思っているからこそ、引き受けているわけです。
でも冷蔵庫と同じで、置き場所と、手をつける日が決まっていません。
決まっていないものは、奥に押し込まれます。
奥に押し込まれたものは、腐るまで見つかりません。
腐ったタスクは、捨てるときに罪悪感まで一緒についてきます。
これがいちばん高くつきます。
かかった時間よりも、この罪悪感のほうが、次の一歩を止めるからです。
直したのは「やる気」ではなく「引き受け方」
やる気を出す方法を探すのは、もうやめました。
代わりに、引き受け方のルールを1つだけ足しました。
着手する日を決められないものは、その場で引き受けない。
具体的には、こうしています。
1. 依頼や思いつきが来たら、まず「これを最初に触るのは何日の何時か」を決める。作業内容より先に、日付を決める。
2. その枠が空いていなければ、引き受けない。引き受けるなら、別の何かを外してから引き受ける。
3. 決まった枠は、AI秘書にタスクの記録へ書いてもらう。私は口で言うだけにする。
4. 当日の朝、AI側から「今日はこれです」と1件だけ出てくる。
大事なのは3番です。
私は自分では書きません。
書くという工程が挟まると、そこで止まる人間だと分かっているからです。
言えば残る、という状態にして、ようやく続くようになりました。
それで実際どうなったか(正直に書きます)
引き受ける数は、体感で3割ほど減りました。
減った分、終わる率は上がりました。
ただ、全部がうまくいったわけではありません。
正直に書きます。
・枠を決めても、当日に別件が入って飛ぶ日はあります。
・飛んだものを翌日に置き直すとき、どれを残すかは、いまも私が決めています。
・断りの連絡は、文面まではAIが作りますが、送信ボタンは私が押しています。
自動になったのは、思い出すことと、並べることだけです。
決めることは、まだ私の仕事のままです。
今日、ひとつだけやるなら
いま抱えているもののうち、いちばん古いものを1つ選んでください。
そして、こう聞いてみてください。
「これを最初に触るのは、何日の何時ですか」
答えが出ないなら、それは冷蔵庫の奥にある野菜です。
やる気の問題ではありません。
置き場所と、日付の問題です。
日付を1つ書くだけで、たいていのものは動きはじめます。
この記事を書いた人
AI秘書と仕事を運用しています。
AI秘書のアリアと、製造役のもう1台のAIに、仕事の大半を渡しています。
私がやるのは、最後に決めることと、外に出す言葉を選ぶことです。
目指しているのは、稼ぐことそのものより、日々の面倒な確認や手戻りを減らして、家族と過ごす時間や休む時間を増やすことです。