引っ越しの荷造りで、いちばん時間を食ったのは重い荷物ではなかった
こんにちは、旅する書斎です。
引っ越しの荷造りをしたときの話です。
いちばん時間がかかったのは、本でも家具でもありませんでした。
「捨てるか、持っていくか、決まらないもの」です。
もらいものの小物。
一度も使っていない道具。
思い出のあるけれど、置き場所のないもの。
そういうものを手に取るたび、作業が止まりました。
箱を詰める作業自体は、たぶん2時間で終わる量でした。
実際にかかったのは、丸1日です。
作業が遅いのではなく、判断が混ざっている
途中で気づきました。
私は「詰める」と「決める」を、同時にやろうとしていたんです。
詰めるのは体の作業です。
決めるのは頭の作業です。
この2つを混ぜると、作業が止まった瞬間に、全体が止まります。
仕事でも、同じことが起きていました。
資料を作りながら、載せるかどうかを迷う。
返信を書きながら、受けるかどうかを迷う。
片づけながら、これは残すのかを迷う。
作業が進んでいないように見えて、実際は頭が止まっています。
保留箱を1つ用意する
そこで、荷造りの途中から、段ボールを1つ空けました。
「決まらないもの」だけを入れる箱です。
迷ったら、考えずにそこへ入れる。
入れたら次へ進む。
これで、詰める作業は一気に進みました。
そして仕事のほうにも、同じ箱を作りました。
やっていることは、これだけです。
1. 作業中に迷いが出たら、その場で決めない。「保留」と書いて、1行だけ残す。
2. 残す1行には、作業内容ではなく、決めることは何かを書く。「載せるか決める」「受けるか決める」でいい。
3. その1行は、AI秘書にタスクの記録へ入れてもらう。私は口で言うだけにする。
4. 1日の終わりに、保留だけをまとめて見る。ここで初めて決める。
5. 決まったものだけ、翌日の作業に入れる。
4番がポイントです。
迷いを、作業時間ではなく、決める時間に集める。
同じ数だけ迷っていても、まとめて迷うほうが、はるかに速く終わります。
保留箱には、期限をつけないと腐ります(正直に書きます)
ここは失敗も含めて書きます。
最初、保留箱を作っただけで満足していました。
すると2週間後、箱の中身が30件を超えていました。
見るのが嫌になって、また放置します。
これでは、迷いを別の場所に移しただけです。
いまは、こうしています。
・保留に入れるとき、「いつ決めるか」を必ず一緒に言う。日付のない保留は作らない。
・3回くり越したものは、内容を問わず「やらない」に倒す。
・決めたあとの作業は、そのままタスクの記録に残す。ここは自動で並びます。
それでも、決めること自体は、いまも私がやっています。
決定まで代わりにやってもらう、という書き方はしません。
減ったのは、迷いながら手を動かす時間のほうです。
今日、ひとつだけやるなら
いま作業が進んでいない作業を、1つ思い出してください。
そして、こう聞いてみてください。
「これは、詰める作業ですか。決める作業ですか」
決める作業だったなら、いま決めなくていいです。
「何を決めるのか」を1行書いて、いったん箱に入れてください。
そして、決める時間を今日のどこかに置いてください。
手は、そこからまた動きはじめます。
この記事を書いた人
AI秘書と仕事を運用しています。
AI秘書のアリアと、製造役のもう1台のAIに、仕事の大半を渡しています。
私がやるのは、最後に決めることと、外に出す言葉を選ぶことです。
目指しているのは、稼ぐことそのものより、日々の面倒な確認や手戻りを減らして、家族と過ごす時間や休む時間を増やすことです。