AI秘書アリア ラボ
AI秘書と動かす仕事の、実物の運用記録

「完成させられない」は根性の問題じゃない|終わらない仕事は設計を直す

書き上げた原稿が、フォルダの中に3週間ありました。

内容はできています。
読み返しても、直したい箇所はほとんどありません。

残っているのは、公開の操作だけです。

タイトルを入れて、画像を1枚選んで、ボタンを押す。
時間にして10分かかりません。

その10分が、3週間動きませんでした。

その間、私は別の新しい企画を2つ始めていました。
始めるほうは、まったく苦になりません。

止まるのは「難しいところ」ではなく「最後」だった

似たことが、他の仕事でも起きていました。

・資料はできている。送るだけ。→ 止まる
・申し込み内容は決まっている。入力するだけ。→ 止まる
・商品はできている。値段を書くだけ。→ 止まる

止まっている場所に共通点があります。

全部、取り消せない工程の直前です。

原稿を書いている間は、何度でも直せます。
公開した瞬間から、それは人の目に触れます。

私が止まっていたのは、難しさの前ではなく、取り消せなさの前でした。

「完成させられない」は、能力の話ではなく、最後の一歩の設計の話です。

ここを性格の問題にすると、直しようがなくなります。

完了までの距離を短くする手順

そこで、最後の工程をこう組み替えました。

そのまま真似できる形で書きます。

1. 完成の定義を、作る前に1行で書く。「公開ボタンを押した状態」まで書く。「原稿ができた状態」で止めない。
2. 最後に必要な作業を、全部先に列挙する。タイトル、画像、説明文、タグ、公開設定など。
3. 本文を書き終える前に、2の項目を先に埋めておく。
4. 本文が終わったら、残っているのは押すだけの状態にしておく。
5. 押す日を、カレンダーに時間つきで入れる。「今週中」ではなく「木曜21時」と入れる。

ポイントは3です。

普通は、本文が終わってから周辺を用意します。
その順番だと、本文が終わった時点で、まだ5個の未決定が残っています。

疲れているときに5個決めるのは無理です。

先に埋めておけば、最後に残るのは1動作だけになります。

「完成」の定義を書き換える

もうひとつ変えたのが、完成の言葉づかいです。

以前の私は、完成をこう書いていました。

「記事を書く」

これだと、書き終えた時点で気持ちのうえでは終わります。
そのあとに残っている作業は、おまけに見えます。

おまけは、やらなくても平気に感じます。
だから3週間止まります。

いまは、こう書きます。

「記事を公開して、URLが手元にある状態」

こう書くと、書き終わった時点はまだ途中です。
途中のものは、放置すると気持ちが悪い。

終わりの定義を1行書き換えると、途中で置いておける場所がなくなります。

あわせて、途中で止まった仕事の扱いも決めました。

3日動かなかったものは、内容を見直すのではなく、最後の工程を数え直します。
たいてい、そこに未決定が残っています。

ただし、カレンダーに入れた「押す日」を守れないこともあります。

そのとき、日付を後ろにずらすのはやめました。
ずらすと、また同じことが起きるからです。

代わりにやるのは、その場で押せる状態まで削ることです。

画像がまだなら、画像なしで出す。
説明文が長いなら、1行にする。

出したあとで直せるものは、出してから直します。

AI秘書に持ってもらっている部分

この段取りのうち、私がひとりでやっているのは1と5です。

2と3は、AI秘書のアリアに渡しています。

やってもらっているのは、こういう形です。

・「これを出すときに必要な項目を全部並べて、埋められるところは案を出して」と頼む
・出てきた案から、私が選ぶ。一から考えない
・埋め終わったら、残作業を1行で知らせてもらう

ここでも、私に届くのは選択肢の山ではなく、推し案1つと残作業1行です。

ただし、公開の操作そのものは自動化していません。
画像を選ぶ、公開ボタンを押す。ここは私の手作業です。

外に出るものを、誰かに勝手に出させない設計にしているからです。

完成しない仕事を1つだけ選んで直す

いま止まっているものが複数あるなら、全部を直そうとしないほうがいいです。

1つだけ選んで、こう聞いてみてください。

「これは、あと何回の判断で外に出るのか」

回数を数えます。

5回なら、5回ぶんの体力が要ります。
1回なら、疲れていても押せます。

止まっている仕事は、たいてい回数が多すぎます。

回数を減らせば動きます。
自分を変える必要はありません。


このブログでは、こういう「終わらせ方の設計」を実例つきで書いています。

同じところで止まっている人に届けば、それでいいと思っています。

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この記事を書いた人

AI秘書と仕事を運用しています。

新しいものを立ち上げる工程は速く進み、外に出す最後の工程は、設計しないと止まる。
その前提で、意志ではなく段取りで終わらせる方法を、AI秘書のアリアと一緒に作り続けています。

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