はじめての方へ
このブログは、旅する書斎が実務をAIに渡していく過程を記録したブログです。
方法論をきれいにまとめたものではありません。昨日つまずいたことを、今日の言葉で書いています。
うまく渡せた手順も、渡して事故った手順も、同じ扱いで残しています。あとで効くのは、たいてい戻したほうの記録だからです。
内容は三つに絞っています。
・渡し方 ── 何を、どこまで、どういう言い方で渡すか。終わりの状態をどう書くか
・確かめ方 ── 「できました」を受け取ってから、何をどの順で見るか
・回し方 ── 毎日勝手に動く形にしたあとの設計。タスクの記録の数、定期実行の本数、外に出るものを止める場所
作る話より、確かめる話と終わらせる話のほうが多くなります。私が転ぶのがそこだからです。
書いている人
運営名は旅する書斎です。個人名や取引先の名前は書きません。
現在は、3人のAIと役割を分けています。
ARIA(AI秘書) ── 段取りと確認。外に出るものを止める関所役
STELLA(制作) ── 文章・画像・データを形にする制作役
NOX(品質チェック) ── 公開前の矛盾や見落としを確認する品質チェック役
司令塔と工場を分けているだけの、単純な構成です。分けたのは、事故の種類が違うからです。量をこなす側に外向きの判断までさせると、間違いがそのまま外に出ます。間に一つ、止まる場所を置いています。
私がやるのは、最後に決めることと、外に出す言葉を選ぶことだけになりました。
約束しないこと
先にこちらを書きます。ここが合わない方は、たぶん読んでも面白くありません。
・稼げるようになる、とはお約束しません。ここに書いてあるのは売上を作る方法ではなく、終わらない仕事を終わらせる方法です。
・数字はすべて「私の場合」です。同じ手順で同じ結果になる、とは書きません。
・手作業は残ります。ログイン、画像のアップロード、公開のボタン、最後の送信。今も私が手で押しています。手作業が必要な工程も明記します。
・すぐ速くなる、とも言い切りません。渡し方が固まるまでは、自分でやったほうが速い工程が確実にあります。
代わりに全部やる、ではありません。最後のボタンの一歩手前まで運ぶ。押すのは自分。この線引きが仕組みの本体です。
どこから読めばいいか
入口を3つ用意しました。
① まだ何も任せていない人へ
頼み方が分からない、頼んでも思った物が返ってこない、という段階の方はここから。
終わりの状態を一文で書く話、受信箱の仕分けだけを渡す話、毎回聞かれるのをやめさせる話が並んでいます。最初の1タスクをどう切り出すかの記事群です。
② 任せてはいるが、こわい人へ
出てきたものを確認しきれない、一度事故った、という方はここから。
「できました」をそのまま受け取らない品質チェックの工程、直したあとにもう一度見る話、出す前に検索する言葉のリスト。実際にやらかした失敗と、そのあとに足した確認手順です。
- 「できました」を、そのまま受け取らない|AIの成果物を受け取るときの品質チェック3工程 →
- 直したら、もう一度品質チェックする|修正が新しい壊れを生む →
- 出す前に検索する言葉のリスト|編集用のメモを公開してしまった話 →
③ 仕組みごと作りたい人へ
毎日勝手に回る形にしたい方はここから。
定期実行を何本まで持つか、タスクの記録をどこに1つ置くか、外に出るものをどこで止めるか、通知に何を載せないか。運用が増えたあとに効いてくる設計の話です。
迷ったら②から読んでください。事故の話がいちばん実務に近く、そのまま自分の手順に移せます。
出す前に見る3つ
失敗を並べていくうちに、確認の形が三つに固まりました。
出す前に見る3つ
① 画面 ── 数字が合っていても、一度は自分の目で見る
② 直したあと ── 直した箇所ではなく、全体をもう一度見る
③ 外に出る言葉 ── 名前・数字・URLだけを抜き出して照合する
①は、自分の紹介ページを直した日から。応答も要素の数も検査は通っていて、開いたら真っ白でした。53個の要素は全部そこにあって、全部表示される直前で止まっていた。私は一度も自分の目で見ていませんでした。
②は、指摘37件を直した拍子に、新しい不整合を十数件作った日から。直すことは壊すことでもあるので、修正と再検査は1セットにしています。
③は、公開しているページに古い案内文が残っているのを見つけた日から。中身が増えても、案内の側は勝手には直りません。
読むときのおすすめ
全部読む必要はありません。1本読んで、自分の仕事で1つだけ試す。それで十分だと思っています。
私の失敗は、私の道具と、私の仕事の形でしか起きていません。同じことがそのまま起きるとは限りません。ただ、転ぶ場所の種類は似ています。確かめずに完了と言う。直した拍子に別のところを壊す。見ていないものを、見たことにする。この三つは、道具が変わっても残ります。
合わない方には合いません。全部自分の目で見ないと気が済まない方には、ここに書いてある渡し方は窮屈だと思います。その場合は、確認の工程だけ持ち帰っていただければ十分です。
今日、ひとつだけやるなら
今日、自分が「たぶん大丈夫」で出したものを1つ選んで、実際に開いて目で見てください。それだけです。
この記事のような「任せ方の設計」は、公式LINEでも少しずつ配っています。
うまくいった手順と、戻した手順の両方を記録します。
登録した方に、無料の実用PDFをお渡ししています。
この記事を書いた人
AI秘書と仕事を運用しています。
AI秘書のアリアと、製造役のもう1台のAIに、仕事の大半を渡しています。
私がやるのは、最後に決めることと、外に出す言葉を選ぶことです。
目指しているのは、稼ぐことそのものより、日々の面倒な確認や手戻りを減らして、家族と過ごす時間や休む時間を増やすことです。